読書方法 fast reader 2004 9 20
本を読むに当たって、自分の読書方法というものを持っている必要があります。
参考になるか、わかりませんが、私の読書方法を紹介します。
目次をよく読むことです。
そういうわけで、詳しい目次がついていると助かります。
自分の得意分野の本ならば、これで「読んだも同然」になるでしょう。
索引を読むことです。
本の巻末に、索引が付いている本も助かります。
これでも、だいたい本の内容について見当がつきます。
逆から読むことです。
当然ですが、1回読んだ本を、2回目に読む時に、最後の章から読み始めることです。
たいていの人は、最初のページは真剣に読むでしょうが、
ページが進むつれて、疲れたり、あきてきて、いい加減に読むようになるでしょう。
しかし、重要なことが最後の章に書いてあることが多いのです。
私は、1冊の本を、3時間程度で読むことが標準です。
もちろん、これは、読みやすい政治評論や経済評論の本のことです。
理論書になれば、もっと多くの時間がかかります。
このスピードになると、多くの人から、速読法ですかと聞かれますが、
そのような特殊な技法は使っていません。
これは、単純な話です。
私も、学生時代の頃は、本を読む速度は遅かったのです。
知識の量が増えるに従って、加速度的に読書の速度が速くなったのです。
(ですから、あまり関心を持っていない分野の本を読むと、やはり読むのが遅くなるのです。)
つまり、ある本を読み始めて、「これは、すでに知っている」と感じる部分が多くなると、
読む速度が、加速度的に増えていくのです。
これは、新聞にも言えることで、日本経済新聞ならば早く読めますが、
もし、日本料理新聞などを作られると、それを読むには、大変な時間がかかると思います。
もう一度、まとめますと、
知識の量が増えるに従って、加速度的に読書の速度が速くなるのです。
別の言い方をすれば、読書の量が増えれば増えるほど、加速度的に読書の速度が速くなるのです。
結局、こうなると、読書から解放されるのです。
本を読むけれど、読書にかかる時間は少なくなりますので、
1日の時間を有意義に使えます。
趣味の時間も増えますし、雑談の時間も増えますし、買い物の時間も増えます。